【連載コラム】姿勢と動作の専門家と一緒に!「目指せ快適生活」~呼吸を背中で?〜

花粉症の方にはもう少し辛い季節が続くでしょうか。
同時に、鼻詰まりなどで呼吸が浅くなってしまっている方が多くいらっしゃる季節です。
症状が落ち着いている時に是非ともオススメな呼吸法があります。

1度大きく深呼吸をしてみて下さい。
胸やお腹など体の前面の動きは手で触ったりして意識しやすいかと思いますが、実は背中側も呼吸の際に動いています。

息を吸ったり吐いたりする時に動く横隔膜は、体の前面から背面まで1枚の膜のようにつながって、肋骨や背骨にくっついています。

横隔膜は前面についているわけではありません。

その他の呼吸時に働く筋肉と共に、横隔膜全体が動き、スムーズな呼吸を助けてくれています。

しかし、背中や腰に痛みがあったり背中のスムーズな動きに欠けていたりすると、上手く横隔膜全体が機能せず、心地良い呼吸とはかけ離れてしまいます。

意識を向けづらい背中にフォーカスして、呼吸を深める方法をお伝えします。

うつ伏せやイラストの姿勢のように背中を丸めた姿勢になり、5〜10呼吸してみましょう。意識を背中側に向け、呼吸が背中側に入りづらい感覚があれば、背中にクッションやバスタオルを置いてみます。

クッションやバスタオルの重さを感じながら、それを息を吐くタイミングで背中で押し返すように、何度か呼吸を繰り返していきます。
呼吸を繰り返すうちに、背中側でも呼吸ができる感覚が得られるかと思います。

前面にも後面にも(もちろん、側面にも)体全体で沢山呼吸することで、深い呼吸に繋がります。
呼吸が辛い季節こそ、是非意識してみて下さいね。

[プロフィール]

☆ 平岡真由美

ママと子どものコンディショニングサロン『BLUE LAGOON』主宰。産後直後のママからシニアの方々、そしてお子様の健康を笑顔をサポートしている、2児のママセラピストです。

・理学療法士
・ヨガインストラクター
・アロマセラピスト
・くつえらびマイスター

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