【ヨガ哲学的 幸せの見つけ方】

日本人は遠慮深い性質があり、「自分は幸せだ」と胸を張って言わなかったり
自分の”幸せではない”部分を見つける方が得意だったりします。

ヨガ哲学の教えの中に『サントーシャ』というものがあります。
これは「満足・知足」といわれ、”今あるものに満足しましょう”という教えです。

幸せの定義は人それぞれですが、
誰もが今持っているものに満足することができたら。
自分に与えられる状況や環境に満足できたら。
日々の些細な出来事にも沢山の幸せを見出すことができると思うのです。

先日、我が子との会話でこの教えを改めて実感したエピソードがありました。
私の息子(中学2年)と娘(小学5年)は、二人ともバスケットボールをやっています。
週末に二人ともそれぞれ試合があり、帰ってきた時のこと。
息子が「今日は２回もシュート決めたよ！すごいでしょ♪」と上機嫌。
娘はこの日調子が悪かったようで得点できなかったそうですが、普段はけっこうシュートを決めています。
ですが娘は２回のシュートでこんなに喜ぶことはありません。

立場や状況が違うにせよ、”２回しか”と捉えるか”２回も”と捉えるかで、本人の幸せの感じ方は大きく違ってきます。

事実は同じ「シュートを決めた」。
なのに捉え方の違いで、結果、本人の幸せの度合いが変わるのです。
息子のルンルンな様子を見て、満足できることって幸せなんだなぁと改めて感じました。

周りからどう思われようと、自分が『幸せ』と心から感じることが一番大切。
自分なりの幸せが見つけられたなら、周りとの比較は必要なくなります。

幸せと感じられることは身の回りに溢れているはずなのに、
それに気づいて喜びを感じるか、
見過ごして不安や不満を多くするか、は自分次第なのです。
今の能力・状況・役割は、自分のためだけに与えられたものであり
人と比べる意味はなく、上下や優劣もありません。

ついつい自分に「ない」ものを探しがちですが、ぜひ自分に「ある」ものを探してみてください。
小さな幸せが沢山見つかると思います♪

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