【連載コラム】子どもと親のためのヨガ教室「Makuhari yoga」~湿気に負けない体づくり~

【夏の湿気に負けない体づくり】

梅雨入りしましたね。ぐずついた天気に気分も晴れないと思いますが、さらにこの時期気をつけたいのが「湿気」です。

梅雨から夏の間は、湿気が増える季節。湿気は”湿気”の”邪気”、「湿邪(しつじゃ)」として体に影響を及ぼします。元々、体がむくみやすい人は湿気を体に溜め込みやすい性質があります。湿気の多いこの時期は、さらに体の水分が増えることで、体がむくむだけではなく、冷えやだるさ、頭痛などにもつながります。

「むくみ」とは、水分が体の細胞に届かず、細胞外に漏れ出している状態。体の中の水分はサラサラと循環しているのが理想ですが、細胞外に漏れ出した水分は、老廃物とくっつき、流れずに体に溜まっていきます。

足元に溜まった水分は、冷房で体が冷えることで辛い”冷え”につながります。顔の付近に溜まった水分は、頭の血管を圧迫し”頭痛”につながります。むくみ自体は辛くなくても、それに伴う症状が出てくるため注意が必要です。

さて、そのむくみはどのように解消すればいいのでしょうか。大切なポイントは「心肺機能」です。

体の水分を巡らせる力は、心臓のポンプ作用と肺の呼吸作用です。この力が弱いと水分がうまく循環できずに体の隅々まで届きません。

また、水分の摂りすぎにも注意です。体の水分が多くなると「水毒」として体に影響を及ぼします。水の影響で代謝や血行が下がることにより体温が低下し、免疫機能の低下にもつながります。

◆隠れむくみをチェック!◆

一般的に靴下の跡がついたり、指で押してへこむのがむくみのサインと言われます。でも足がむくんでいなくても、体がむくんでいる場合があります。

そんな”隠れむくみ”のチェックができるのが「舌」と「排泄物」です。

舌をベーッと出して、舌の周りがギザギザして歯の跡がついている場合、舌がむくんでいるサインです。舌のむくみは全身がむくんでいる証拠。また、便や経血がドロッと粘りのある場合は体に余分な水分が多い証拠。そんなサインがあった時は、水分の摂り方に気をつけてみましょう。

また心肺機能を高めるためには適度な運動が欠かせません。
じんわり汗ばむ程度の運動をすること
深い呼吸をすること
ワクワクするような楽しいことをするのも心臓の機能を高めてくれます。

これからの季節、湿気とうまく付き合ってむくみを解消していきましょう。

【プロフィール】
「子供と親のためのヨガ教室 Makuhariyoga」主催
*ヨガインストラクター
*キッズヨガインストラクター
*理学療法士

◎幕張ベイタウン・幕張本郷にて
「キッズヨガ&ジュニアヨガ教室」開催。

◎幕張ベイタウンにて
ヴィーガンスイーツ&ヨガ「YOGA CAFE」開催。

HP:https://makuhariyoga.jimdofree.com/
Instagram:makuhariyoga