【連載コラム】子どもと親のためのヨガ教室「Makuhari yoga」~ヨガ哲学的ストレスケア~

新年度がスタートしましたね♪4月は多くの人に環境の変化がある時期。
良くも悪くもストレスを抱える時期でもあります。
みなさんはどのようにストレスをケアしていますか?

ヨガの中でも私がとても大切にしているのは『ヨガ哲学』の教えです。
ヨガ哲学は私の生きる指針であり、ストレスケアにもとても役立っています。

インド発祥のヨガ哲学は約5000年前から伝わるもので、『自分』についての教えが詰まっています。
今回はその中で、私の一番役に立ち、救われた考え方をひとつご紹介します。
少し長くなりますが、ぜひ読んでみてくださいね♪

**心は『道具』**
私たちは、皮膚を境にして”自分”と”自分以外”の世界を分けて考えます。
そして五感を通して、外側からの刺激を受け取り、自分の内側に取り入れます。
その刺激により、良くも悪くも心を動かされます。

耳から入る言葉に傷ついたり
目で見たものに不快な思いをしたり
良い香りや心地の良い肌触りに癒されたり
美味しいものを味わい満足したり…
そして、それを感じている自分が、自分の全てだと思っています。

ただヨガ哲学では、その五感も、五感により揺れ動く心も『道具』だと教えています。
感覚に引きずられるがままに心が振り回されることで、私たちは苦しみます。

心も体も感覚も、自分の道具です。
…ということは、その道具を使う『自分』がいることになります。
どれだけ上手に道具を使いこなすことができるかで、人生をスムーズに、そして穏やかに進むことができるのです。

**客観視してみる**
『道具』というと、何となく無機質な印象になるかもしれませんが、何も感じないようにするわけではなく、感じている自分を”見る(観る)”ということです。

つまり、悩んでいる自分も、悲しんでいる自分も、怒っている自分も、どんな時もその中心に居るのではなく、道具の使い手として一歩外側から眺める視点に居るようにします。

自分を客観的に見ることができると、感情に飲み込まれることがなくなるので、とても楽になります。

私は子育てでストレスフルだった時にヨガ哲学に出会い、この考え方を練習したことで、子供に対するイライラが激減しました。
子育てに限らず、落ち込んだり、悩んだりする時間も少なくなり、とっても楽になりました。

心=自分だと思うと、感情の渦に飲み込まれて苦しみます。
色んな感情を体験している自分を、大切な友人や家族を見守るようなスタンスで眺める練習を、ぜひしてみてください。
つらい思いをしている大切な人に、なんと声をかけてあげますか?
その言葉を、自分にもかけてみましょう。
そんな意識を持ってみると、きっと穏やかな日々が過ごせるようになりますよ♪

【プロフィール】
「子供と親のためのヨガ教室 Makuhariyoga」主催
*ヨガインストラクター
*キッズヨガインストラクター
*理学療法士

◎幕張ベイタウン・幕張本郷にて
「キッズヨガ&ジュニアヨガ教室」開催。

◎幕張ベイタウンにて
ヴィーガンスイーツ&ヨガ「YOGA CAFE」開催。

HP:https://makuhariyoga.jimdofree.com/
Instagram:makuhariyoga