丸山明子の「まくはりRun日記」(24)「認知症になっても安心して暮らせる地域づくり」を目指してタスキをつなぐ 「RUN伴(とも)inちば2018」レポート

みなさんこんにちは。まくはりポータルライターの丸山明子です。

最近すっかり秋めいてきてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋などなど秋の楽しみ方は色々ですが、やはりライター丸山としては「スポーツの秋」を存分に楽しみたいと思います。

さて、今回のまくはりRun日記は9月9日に開催された「RUN伴inちば2018」の会場に伺った時の様子をお届けいたします。

青空のもとイメージカラーのオレンジ色のTシャツを着たランナーのみなさんが、それぞれの思いをタスキに込めてしっかりと繋いだ一日をどうぞご覧ください。

RUN伴(とも)inちば2018

認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指して、認知症の人もそうでない人も、みんなでタスキをつなぐイベントです。

千葉市では「認知症になっても、住み慣れた地域で安心して自分らしい生活を続けることができる地域」を目指して取り組んでいます。千葉市での開催は、今年で2回目とのことです。

◆RUN伴とは 公式ホームページ http://runtomo.org/

 

(画像:RUN伴ちば2018 千葉市フェイスブックページより)

10:00に千葉市役所をスタートし、京成千葉駅、稲毛区役所や稲毛海浜公園方面をめぐり、海浜幕張・幕張メッセからイオンモール幕張新都心・グランドスクエアがゴールとなるコース。

このコースを20チームがそれぞれの思いを込めてタスキを繋ぎます。

(画像:RUN伴ちば2018 千葉市フェイスブックページより)

またイオンモール幕張新都心・グランドスクエアでは「認知症を理解しよう」RUN伴2018ちば~みんなで考える“認知症の人とともに暮らす街づくり”~というイベントが開催され、たくさんの方が訪れていました。

(画像上・下:RUN伴ちば2018 千葉市フェイスブックページより)

この日、ライター丸山が会場で拝見し体験したイベントはコチラです。

「高齢者疑似体験及びノルディックウォーク体験」

WINS代表の田村秀人さんとスタッフの方よる認知症予防・対策のお話しによると、2012年の時点で65歳以上の4人に1人が認知症又は軽度認知障害と推測されているそうです。

また高齢者の方の歩幅が狭い人は広い人に比べると機能低下が起こりやすいそうです。その差はなんと3.39倍にもなるのだとか!ちなみに歩幅のせまい人の目安としては、男性で61.9cm以下、女性は58.2cm以下とのこと。

会場に集まったみなさんも真剣にWINS代表の田村さんの話しに耳を傾けていらっしゃいます。

そしてノルディックウォークのご紹介!お子様からご高齢の方まで、幅広い年代の方が楽しめるノルディックウォークは「2本のポールを持った楽チン ウォーク」。

歩くことで様々な病気を予防することができるのですね♪

 さて、いよいよみなさんポールを持っての体験が始まりました。

少しずつみなさんの姿勢が良くなっていきます。ポールを持って姿勢を正して歩くことによる大きな効果ですね!

ライター丸山もステージ脇でトライしてみましたが・・・日頃の姿勢の悪さがはっきり露呈してしまいました(笑)

「お子様からご高齢の方まで元気な人を増やしたい!ぜひ、まず外に出ましょう!」とイベント終了後にお話しをしてくださったWINS代表の田村さん(写真中央)とスタッフの皆さんも一緒にパチリ。

歩くことが健康増進に繋がり、楽しむことの大切さが伝わるイベントでした。田村さん、みなさんありがとうございました!

さて、若葉地区にある「makuhari neighborhood pod 幕張BASE」でのタスキリレーに間に合いそうなのでそちらにも伺いました。

◆幕張BASE ホームページ https://makuhari-base.jp/

こちら幕張BASEでは、打瀬公民館から15区「R0SENそが」の3名のランナーさんが16区の「走 RUN ラン」3名のランナーさんにタスキを繋ぎました。

16区の「走 RUN ラン」の皆さんは在宅支援ケアサービス会社に勤務されている3名でエントリー。イオン幕張新都心店まで走ります☆

楽しんで走ってくださいね!いってらっしゃい!!

そして打瀬公民館から幕張BASEまでタスキを繋いだ15区の「ROSENそが」のみなさんにお話を伺いました。

「ROSENそが」さんは、親子三代でエントリー。仲良く1.6kmを走られました。

親子3代で参加された方の娘さんとお孫さん。ご自身のお母さまが生前認知症になり、介護をされたご経験を娘さんとお孫さんにもより理解してもらいたいという思いでエントリーされました。

その思いは娘さん、お孫さんにもしっかりタスキを繋ぎながら伝わったことでしょう。ROSENそがのみなさん、素敵なお話をありがとうございました。そしてお疲れ様でした!

幕張BASEでのタスキリレーを見届けた後、再びイオンモール幕張新都心・グランドスクエアにもどりました。すると熊谷俊人千葉市長のトークセッションが開催されていました。

たくさんの方が集まり、熊谷俊人千葉市長のお話に真剣に耳を傾けているのが印象的でした。

そして、熊谷俊人千葉市長のトークセッションが終了後、タスキを持ったランナーの皆さんがゴールされました!お帰りなさい!!

ゴールの瞬間です。みなさん一丸となってそれぞれの思いがこもったタスキを大切に繋ぎ、ここイオンモール幕張新都心・グランドスクエアでゴールです。

観客のみなさんも、スタッフの皆さんも、そしてタスキを繋いだみなさんも笑顔が溢れます。みなさん、お疲れ様でした!

これからも「認知症になっても、住み慣れた地域で安心して自分らしい生活を続けることができる地域」に千葉市がなっていくよう願い、そしてできることを市民としてしていきたいと改めて思った瞬間でした。

またゴール後に幕張BASEでお会いした15区担当の「走 RUN ラン」のみなさんと嬉しい再会です。ゴール後もみなさん笑顔で楽しかったと感想をお話くださいました。これからもお仕事がんばってくださいね!お疲れ様でした☆

そして最後に皆さん全員で記念撮影です。オレンジ色のTシャツを着た皆さんが繋いだタスキと思いがこれからもますます発展していきますよう、心より願っております。

皆さん大変お疲れ様でした。そして素敵なお話しとたくさんの笑顔をありがとうございました。

今回の「丸山明子のまくはりRun日記」、いかがでしたでしょうか。RUN伴inちば2018を走られたみなさま、運営関係者のみなさまをはじめ取材にご協力いただきましたみなさまに厚く御礼申し上げます。

今回の取材とレポートを通じ、私自身が改めて認知症について理解を深めることができました。そしてコラムをご覧いただいているみなさんにも改めて認知症について理解を深めていただけますと幸いです。大変貴重な機会をありがとうございました。

~ライター丸山明子より~

幕張エリアとランにまつわるエトセトラ的な記事をこれからもどんどん発信していきたいと思いますので、みなさん宜しくお願いします。また、こんな幕張エリアを取材して欲しい!というご要望や記事に関するご意見などがございましたら是非、メールアドレス makupo.btw@gmail.com 「丸山明子のまくはりRun日記」までお送り下さい!たくさんのご意見やリクエスト、お待ちしています☆

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まくはりポータル ライター:丸山明子

ボイスコーポレーションに所属しMCなどの活動を行いながら、ライフワークでもある「走ること」で幕張エリアの魅力をお伝えするライターとしても奮闘中。

ランニング歴は2018年で6年。毎年1回はフルマラソンにチャレンジを続けています。

フルマラソンPBは4時間18分52秒(2017年古河はなももマラソン)

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