12月22日は冬至です。
冬至は、一年で最も日が短く夜が長い日です。
東洋医学の陰陽の考え方で言うと『陰』が最も深まる時期。
陰のエネルギーは、下向き・暗い・重い…など、なんとなくマイナスのイメージがあるかもしれませんが、
内に秘める・蓄える・落ち着く…などととらえることもできます。
まさに今はエネルギーを内側にしっかり蓄えて、春の芽吹きの季節に備える時期になります。

冬至の期間は、12/22～２週間。
この間は、最も陰が深まっている期間なので、ゆったりと穏やかに過ごすのが理想的です。
ただ、クリスマスから年末年始と行事が続き、仕事納めもあり、慌ただしい時期でもありますね。
そんな中でも、忙しくなり過ぎないよう、スケジュールや体調をコントロールしながら、落ち着いて過ごすよう心がけてみましょう。

そして、冬至を境に、今まで深まってきた『陰』のエネルギーから、『陽』のエネルギーに転じていきます。
1月の初旬から、季節は『小寒』に入り、日も伸びてきて自然界の陽を感じる機会が増えてきます。
まだまだ寒さは本番の1月ですが、自然界は陽のエネルギーが徐々に増してきます。
春に向けての準備が始まるのですね。

私たちの体も春に向けて、今まで蓄えてきたものを徐々に巡らせていく準備が必要ですが、寒さで筋肉や内蔵が硬くなり、滞りがおきやすくなります。
なので、意識をして動かないと身体はどんどん硬くなっていきます。
また、年末年始の食生活や生活リズムの乱れも巡りを悪くします。
滞りは、痛みや病気の原因となります。
年明けからは少しずつ、凝り固まった身体をほぐし、鍛えていきましょう。

気持ちの良い春を迎えるために、季節の流れに合わせて今やるべきことを少し意識して過ごしてみてくださいね。
今年も一年間、頑張ってくれたご自身の身体を、十分に労わってあげてください。
それでは皆さま、体調に気をつけて、よいお年をお迎えください♪

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