Nuit Blanche 白夜祭
2019年10月5日〜10月6日
今夜はNuit Blanche (ニュイ ブランシュ)をしよう! クリスマスや大晦日の夜など、お喋りをしながら夜更かしをしたい時に、姪っ子達がよく使っていた言葉です。
Nuitは夜、Blancheは白、パリでは毎年10月に白夜祭が行われます。19時から翌日の7時まで、アーティストの手によって変化したパリの夜の街を、一年に一度だけ楽しむことができます。
歴史的建築物が多く存在するパリの夜は、静かで厳かな雰囲気です。白夜祭のその夜だけ、街中がコンサート、パレード、展示などで賑わいます。
観光名所を走る夜のマラソン大会のコースに、今年は美術館の館内も含まれています。車道を封鎖してのサイクリングなど、非日常の世界を楽しめる一夜です。
留学していた2001年、いつもと全く違うイルミネーションで飾られていた、白夜祭のエッフェル塔や、セーヌ川の橋を今でも覚えています。
Fête des Vendanges ぶどうの収穫祭
2019年10月9日〜10月13日
映画アメリの舞台にもなった、パリで一番高い丘のモンマルトル。ピカソなどの画家も住んでいたこの街には、今でも芸術家が集います。
初めてパリに行った1994年、画家が集まるテルトル広場で一枚の水彩画に惹かれ、その場で描いてもらった似顔絵は、大切に家に飾ってあります。
モンマルトルでは、1934年からFête des Vendenges (ぶどうの収穫祭)が開催されています。
初めて聞いた時には驚きましたが、モンマルトルにはぶどう畑があり、パリ産ワインとして販売されます。この日だけは特別に、ガイドが畑を案内してくれます。ワインに合うチーズ、オリーブ、フォアグラなどを購入し、中心の広場で劇や音楽を楽しみながら食事をする人達で賑わいます。
今年のテーマは”Couleur 色”です。モンマルトルのあるパリ18区の商店街では、テーマからそれぞれ自由な発想で店舗を飾るコンクールが既に開始し、お祭りの前から盛り上がりをみせています。
Salon du Chocolat チョコレート見本市
2019年10月30日〜11月3日
フランス人の生活にチョコレートは欠かせません。街中のパン屋にはチョコレートがおいてあり、キリスト教の復活祭やクリスマスの時期にはもちろんのこと、普段からプレゼントでチョコレートを贈る習慣があります。
10月末に行われるパリ発世界最大のチョコレートの祭典には、世界中から500人以上の出展者が会場に集まります。
新作チョコレートをいち早く購入できる機会でもあり、ゆず、抹茶などの日本の食材を使ったチョコレートも人気があります。
レシピ本販売、講演会、子供達が参加できるお菓子教室、ガーナ、インドネシア、ペルーなどのカカオの産地からも職人が集い、会場はチョコレート一色になります。
会場で見た、チョコレートで作られたドレスを着たファッションショーが、心に残っています。
10月には他にも、有名レストランでの食事を身近に感じてもらう催し(Tous au restaurant)や、食の楽しみを学ぶ味覚週間(La semaine de goût)などを楽しむことができます。
食を大事にするフランス文化を身近に感じられる秋が、パリで一番好きな季節でした。
【今月のフランス語】
チョコレート= Le Chocolat (ル ショコラ)
ブドウ= Le raison (ル レザン)
ワイン= Le vin (ル ヴァン)
秋 = L’automne (ロトンヌ)
色 = La couleur (ラ クルー)
<ライタープロフィール>
SATOKO
8年のフランス滞在の経験を生かし、通訳、フランス語レッスンなどの活動中。
本場のフランス菓子&料理のレシピをフランス語で読みたい、ホームステイ先で使える会話、簡単な旅行会話、おすすめ観光場所情報(マルシェ、雑貨屋、地方都市)などご希望に沿ったオリジナルなレッスンを作成します。
お一人でも、お友達、旅行仲間と一緒でも!satoko39@yahoo.com
私の好きなフランスをこちらから発信 https://www.instagram.com/lily.mimosa/?hl=ja
プライベートでは未就園児を持つママのお茶会 « SUNFLOWERS »をベイタウンで主宰。 https://www.facebook.com/sunflowersjapan