【連載コラム】街のリフォーム屋さん“にっしー”の『住まいのミカタ』~知ってて嬉しい、暮らしと住まいのコト。

街のリフォーム屋さん“にっしー”による、暮らしと住まいのちょっとした「ヒント」をコラム形式でご紹介!

その2:リノベーションで水回りを移動したい! 〜マンション編〜

今回は

「マンションリノベーションで出来る水回りの移動」

についてお話します。

 

 

水回りが移動できることによって、

 

↑こんな感じのリビングに面するオープン型キッチンも実現できます。

 

では、ポイントとなる「排水の仕組み」について写真と絵で簡単にご説明しますね。

基本的に排水配管というのは、目に見えないですが壁の中や床下を通ってこの図のような構造になっています。

 

図参考:http://www.21water.jp/k1/haisuis/flow1.htm

 

 

これ↓は実際の写真です。お水、お湯の配管、排水配管などがたくさん隠れています。

 

図でも分かるように、水(排水)は高いところから低いところへきちんと勾配をつけることで流れていきますので、結論からいうと

 

各水回り設備の位置から、最後の出口(PSの位置)まで問題なく排水が流れるかどうか。

 

によって、水回りがどの程度の範囲で動かせるのかが決まってきます。リノベーションプランにおいては、まずそこを見極めるよう注意しています。(※細かく言うと他にも条件があったりするのですが、細かすぎるので今回は言及せずw)

その理由から、ざっくりですが★水回り設備で移動し易いランキングはこちら↓

 

第5位  トイレ

 

第4位  浴室(ユニットバス)

 

第3位  洗濯機(洗濯機パン)

 

第2位  キッチン

 

第1位  洗面台王冠1

 

意外にも「キッチンが2位!?」と思われた方も多いのではないでしょうか。

 

もちろん排水以外にもマンションや構造によって様々な条件があるので

 

一概には言えませんが、リノベーションで水回りの移動をご検討の方は

 

ぜひ一度ご相談してみてください^^

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<筆者プロフィール>
Renocence株式会社 代表
西島 順一  - Junichi Nishijima –

大学卒業後、大手不動産・建設会社へ入社建築知識ゼロからリフォームの世界に飛び込み、主に個人宅のリフォーム・リノベーションを中心に10年間で約1,000件の現場に携わる。

住宅のほか、店舗やオフィス、認可保育園などのリノベーション工事などを経て、2016年に独立。

「もういちど、無邪気に、夢中に。」をコンセプトに Renocence株式会社 を設立。リノベーション事業を軸に、中古不動産購入サポートなどの他ママ向けリノベーション座談会、DIYイベントなども実施。

検見川・幕張地域を中心に活動している。趣味は毎週やっているバスケットボール。

1982年 東京都豊島区生まれ。現在は千葉市在住。

資格:インテリアコーディネーター、宅地建物取引士

◆ホームページ https://renocence.shopinfo.jp

◆instagram https://www.instagram.com/junichi.nishi/?ref=badge