今、夜だよね?何で外がこんなに明るいの?21時30にベッドにはいった子供達は不思議そうです。夏時間のあるフランスではこの時期、22時を過ぎてからようやく外が暗くなりはじめます。
この夏、私達はブルターニュ地方の夫の実家に帰省しました。成田空港を出発したのは朝の10時。オランダを経由し、フランス北西部レンヌ空港へ向かいました。夫の実家に到着したのは、日本時間の真夜中1時(フランス時間の18時)。子供達は長旅の疲れがあるのかと思いきや、1年ぶりのパピイ(おじいちゃん)の家に大興奮でした。
次の日の朝、誰よりも早く目が覚めた長男は、パジャマのまま庭へ一直線。パピイのお庭にあるラズベリー、いちご、ブルーベリーを山ほど摘んでご機嫌です。
昔から、庭で採れる果物で、ジャムやタルトを作ってくれるパピイ。とてもアクティブで、自ら海に行ってとった牡蠣や、森のキノコを使い、毎回手料理を振舞ってくれます。なんでも手作りをしてしまうパピイですが、退職を機に購入した土地に、仲間と共に自分の家を建ててしまう行動力には脱帽しました。
パピイの住む地域は、環境に優しい素材で家が建ててあるエコ住宅街です。パピイの家は、藁を断熱材として使用、冬は暖房がなくても常に室内が暖かくなっています。中心部には、ビオマルシェ(有機野菜市場)やパン屋、住民の集いの場のコミュニティカフェがあり、常に沢山の人で賑わっています。
夜遅くまで明るいこの時期、いたる所で夏のイベントが行われていました。パントマイム、野外映画、広場でみんなで流れ星を見る夜。。。
そんなイベントの際、ブルターニュの屋台では、ムール貝とポテト Moules-frites、ガレットの中にソーセージを挟んだ Galette aux saucisses 、クレープ Crêpeなどが定番です。
この夏は、例年に比べてとても暑かったです。ただ、湿気がないので室内や日陰では涼しくすごせました。フランスでは、家庭にクーラーがないことも多いです。
フランス人はひなたが大好きです。留学した当初、真夏のカフェや海辺で、太陽がいっぱいあたる場所が一番人気なことに驚きましたが、その光景は今も変わっていませんでした。
街中や公園で見かけたこの本棚。読まなくなった本を置いてもいいし、他の人が置いた本を自由に持って帰ることができ、とても人気があるそうです。
以前に比べて、再利用やエコについて考える人が多いように感じました。
スーパーで野菜などを入れる透明のビニール袋は、トウモロコシから作られ、いずれ土に還るものでした。プラスチック製のコップやストローなどは、今後徐々に廃止されることが決まっています。
森で馬に乗り、友人宅で大きな木に登り、朝から湖で釣りをし、海でカニや貝をとったり。。。自然の中でひたすら遊んだ3週間。子供達は今から来年の夏を楽しみにしています。
【今月のフランス語】
お庭で採れる果物
La pomme ラ ポム (りんご)
La fraise ラ フレーズ (いちご)
La framboise ラ フランボワーズ(フランボワーズ)
La cerise ラ スリーズ(さくらんぼ)
La myrtille ラ ミルティーユ (ブルーベリー)
<ライタープロフィール>
SATOKO
8年のフランス滞在の経験を生かし、通訳、フランス語レッスンなどの活動中。
本場のフランス菓子&料理のレシピをフランス語で読みたい、ホームステイ先で使える会話、簡単な旅行会話、おすすめ観光場所情報(マルシェ、雑貨屋、地方都市)などご希望に沿ったオリジナルなレッスンを作成します。お友達、旅行仲間と一緒に是非^^ satoko39@yahoo.com
私の好きなフランスをこちらから発信 https://www.instagram.com/lily.mimosa/?hl=ja
プライベートでは未就園児を持つママのお茶会 « SUNFLOWERS »をベイタウンで主宰
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